イヤホンレビュー(耳を塞がないイヤホン布教活動)

手軽に使えて便利なBluetoothイヤホンは今では当たり前に電車のなかや歩道など、どこを見ても使っている人を見かけます。わたしも毎日のように使っていますが、カナル式といわれる現在主流のイヤホンがちょっと苦手で、耳を塞いでいる圧迫感がどうしても好きにはなれません…。周囲の音も聞こえなくなるので昔の耳掛け式イヤホンのほうが個人的には好きでした。今では外音取り込み機能がついている機種もたくさんありますが、生の音ではないので違和感がどうしても付きまといます。
長年そう思っていたら、2,3年前から耳を塞がないイヤホンがいろんなメーカーから登場し、新しいイヤホンのジャンルとして定着しつつあります。待ち望んでいたジャンルのイヤホンがたくさん登場して嬉しい限りです♪
ただ、まだまだマイナーなジャンルのため、比較レビューなんてほとんど見つかりません。そこで耳を塞がないイヤホン布教活動として、わたしが気になったイヤホンを実際に比較してみました。わたしなりの目線でさまざまな角度から見ていこうと思いますので、耳を塞がないイヤホンに興味を持ってもらえたら嬉しいです。
- 比較したBluetoothイヤホン
- SONY / LinkBuds
- JBL / SoundgearSense
- Nakamichi / Elite OWS100
- Anker / Soundcore V20i
- まとめ
比較したBluetoothイヤホン
今回比較したイヤホンはこちら!!


SONY / LinkBuds
SONYが市場最小最軽量を謳うだけあって本気でコンパクトです。イヤホンの真ん中に穴が開いているのは音質的にどうなのでしょうか。
JBL / SoundgearSense
JBLは老舗オーディオメーカーです。大きめの耳掛け式イヤホンですが見た目は一番すき!
Nakamichi / Elite OWS100
ナカミチも老舗オーディオメーカーですが、現在はほぼ実体のないメーカーになっていてよくわからないメーカーです。やわらかいクリーム色の本体とケースがシースルーでおしゃれな見た目です。
Anker / Soundcore V20i
今ではイヤホンでも定番メーカーとなったAnker。ガジェットレビューでは高評価、オーディオレビューでは少し評価が下がる傾向にあるような気がしますが、コスパがいいと大衆受けのいいメーカーです。今回比較する製品でも一番安価なイヤホンです。
以上4種類のイヤホンを比較していきます。
それぞれ詳細なスペックはこちらです。
この表は各製品のデータシートをもとに作成しています。

※注意点※
イヤホンのレビューは官能評価を多く含みます。音質は個人の好みや曲に大きく左右されるため、レビューでそれをうまく表現し伝えるには困難を極めるところだと思います。
今回音のチェックはこちらのサイトを使用した様々なテストと、普段聴いている楽曲での試聴を行っています。各テストでブラインドテストを行うなど公平性を保つよう意識していますが、あくまで官能評価である点はご了承ください。
遅延に関しては厳密な遅延テストではなく、実使用においてどの程度遅延を感じるかに焦点を当てています。記事内の遅延の数値はYoutube動画視聴時の遅延のためコーデック自体の遅延とは異なります。遅延の感じ方はアプリによっても変わってきます。
また通話のチェックは標準の電話アプリを使用しています。アプリによってはアプリ自体にノイズキャンセリングが搭載されていますので、使うアプリで聞こえ方が変わってきます。
~音質や遅延のチェックに使用したサイトやアプリ~
・周波数テストやダイナミックレンジのテスト等
https://www.audiocheck.net/
オーディオテスター(オーディオテストアプリ)
・遅延テスト
https://www.youtube.com/watch?v=K0uxjdcZWyk&t=96s
Perfect Piano(ピアノアプリ)
オーディオテスター(オーディオテストアプリ)
・その他J-POPやクラシック、ジャズの視聴
Poweramp(音楽プレーヤー)
Amazon Music(ストリーミング)
耳を塞がないイヤホンについてですが、まず種類がいくつかあります。
・骨伝導/軟骨伝導式
・耳掛け式
・イヤーカフ式
骨伝導/軟骨伝導式はその方式の音が好みではないため選択肢から外しています。イヤーカフ式はまだぴったりフィットする製品が見つかっていないため今のところ選択肢から外しています。また耳掛け式の中でも耳掛け部分がシリコンコーティングされたワイヤータイプの製品も、まだぴったりフィットする製品が見つかっていないため今のところ選択肢から外しています。やっぱり調整機能がないとなかなかしっくりこないんですよね…。
そして構造や目的が違うのでこれに関してはどうしようもありませんが、耳を塞がないイヤホンすべてに共通して、音質はカナル式には劣ります。サイズも大きいものがほとんどです。目的が異なる製品ですので、レビュー内容は普通のイヤホンやヘッドホンとの比較ではなく、耳を塞がないイヤホン内での比較になります。
そもそも耳を塞がないイヤホンは試せるお店がほとんどなく、あのeイヤホンですら置いてない製品がたくさんあります。ということでレビュー製品は実際に試さなくてもフィットしやすい調整機能がある製品からピックアップしています。
それではそれぞれ詳しく見ていきましょう。
SONY / LinkBuds
レビュー時実売価格:約13,000円(2022年発売)











外観:◎
小さくて軽く、目立たずどんな場面でも使いやすい形状です。
ケースも普通のワイヤレスイヤホンより小さいです。バッテリー残量は2段階で30%を切ると変化します。ケースにペアリング用のボタンが用意されているのはうれしいです。

装着感:△
イヤホン本体が耳に収まるため眼鏡やマスクと干渉せず、小さくて目立たないのでどんな場面でも使いやすいです。ぴったりとはまればイヤホンを付けていることを忘れる装着感になると思います。
インナーイヤーのように耳に入れ込むように装着するため装着感は耳の形に大きく左右されます。左右のバランスが偏る可能性もあります。また耳が小さい人には不向きなように感じました。個人的にはカナル式ほどではないものの装着時にしゃべる(顎を動かす)と耳がむず痒くて少し違和感があります。耳掛け式ではないのでどうしても耳の形によりますね。使っていて何度か脱落しています。
音質:〇
全体的にフラットな感じ。周波数応答は30Hz~18kHzと良好。
音はクリアですが、音圧が弱い(特に低域)ため音が軽く感じます。駅など騒がしい場所では周囲の音にかき消されてしまいます。音質はいいのですが、個人的には音楽を聴いていて楽しい音ではなく、周囲の音に溶け込む音という感じです。
遅延:〇
SBCではわずかに遅延(<50ms)、AACでも通常範囲の遅延(<100ms)で特に問題ありません。

マイク:〇
・自室での通話:〇
・日常作業時の通話(音楽を流した部屋で洗い物):〇
・扇風機前での通話(歩行時を想定):〇
・通勤時の通話(秋葉原駅前):〇
・通勤時の通話(秋葉原駅のホーム):×
音質は良好ですが、ノイズキャンセリングに関しては大きな音にかなり弱いです。駅前くらいの環境であれば問題なく使用できますが、駅のホームでは声を聞き取ることが困難な場面が多々あります。
(後日録音を公開予定)
アプリ:◎
とにかく多機能でカスタマイズ性も優秀です。ただし、機能を使うとバッテリー持ちが悪くなります。自動音量調整や空間オーディオへの対応、音楽アプリとの連携ができるのが他の製品にはない特徴です。自動音量調整は多少大きくなったり小さくなったりする程度なので、環境音が大きく変化する場合には対応できません。操作系も豊富で、ワイドエリアタップという耳の前方を操作エリアにする機能がおもしろいです。通信の切り替えもあります。(接続優先 or 音質優先)
イコライザーのプリセットは豊富ですが、カスタムできる項目は5バンド+CLEARBASSと少な目。調整幅はそれぞれ±10dBと広めです。






その他:
とにかく電池持ちが悪い…。もともとのバッテリー持ちが悪い上、便利な機能を使うとさらに短くなるのが困りどころ。多機能ですが電池持ちのためにほとんどの機能をオフにして使っていました。
操作性はイヤホンの位置が固定のため本体は小さいですが問題なく操作できます。ワイドエリアタップは面白いですが、反応の精度はあまりよくありません。
総合評価:△
SBH82D(イロモノイヤホン)からの買い替えで発売直後に速攻で買いましたが、個人的には外れることがあるのと聴いていて楽しい音ではなかったので評価は低めです。長時間聴いていても聴き疲れしないので、音楽を聴く目的ではなくBGMとして流しておくという目的には最も適しているかと思います。
この機種には後継機のLinkBuds Openがすでに発売されています。お店で試聴した程度ですが音圧はしっかり向上していました。電池持ちもスペック上では大きく改善されていて期待していたのですが、しゃべるとイヤホンがずれて外れてしまうという致命的な欠点があったため、購入には至りませんでした。旧LinkBudsのほうはたまに外れる程度で装着時やしゃべる時の違和感はまだ我慢できます。このシリーズは耳を塞がないイヤホンの中でもインナーイヤータイプという異色な機種なので試聴してからの購入を強くおすすめします。


JBL / Soundgear Sense
レビュー時実売価格:約12,000円(2023年発売)










外観:◎
ごつくてかっこいい。ごついのが好きってわけではありませんが、装着時の見た目が一番好みでした。
ケースも大きめなのでちょっと嵩張ります。バッテリー残量は4段階で細かく把握できます。
イヤホン本体もケースも大きくて重ためなのが欠点。

装着感:〇
アームにバネが入っており自動的に閉じるため装着しやすくなっています。ただし今回比較したイヤホンの中で一番緩く感じたので耳が大きい人のほうが向いているように思います。脱落するほどではありませんが、走るとイヤホンがずれるので少し不安です。ランニング等で使うなら付属のネックバンドを使ったほうがいいと思います。
音質:◎
比較的フラットな音ですが、3kHz/9kHz/12kHzあたりにピークがあります。周波数応答は30Hz~18kHzと良好。今回比較した4製品の中では一番クリアで音のキレも伸びも良く、音楽を聴いていて楽しいイヤホンでした。それでいて周囲の音を邪魔しない。求めていたのはこれだ!って感じです。
遅延:△
SBCではわずかに遅延(<50ms)と問題ありませんが、AACでは大きく遅延(100ms<)します。動画モードにすることでAACでもわずかな遅延に抑えることができますが、基準内ギリギリなので遅延は比較的大きいです。
100msを超えると動画利用で明らかな違和感が生じます。動画利用不可というほどではないですが、主に音楽用と考えるのがいいと思います。

マイク:△
・自室での通話:〇
・日常作業時の通話(音楽を流した部屋で洗い物):〇
・扇風機前での通話(歩行時を想定):×
・通勤時の通話(秋葉原駅前):〇
・通勤時の通話(秋葉原駅のホーム):〇
ノイズキャンセリングはいまいちですが、音質がいいため駅のようなにぎやかな場所での通話でも声を聞き取ることができます。ただ風の影響には弱く、強風時や突風時に聞き取れなくなることが多々あります。
(後日録音を公開予定)
アプリ:〇
機能は最小限といった感じです。操作系もカスタマイズ性がほとんどありません。遅延の切り替え機能(音楽 or 動画)はありましたが、AACでは設定にかかわらず>100msを超えるためほとんど意味のない機能でした。
イコライザーのプリセットは6種類と少な目ですが、カスタムできる項目は10バンド、調整幅それぞれ±6dBと広めです。




その他:
サイズの割にバッテリー持ちが悪い気がします。
操作性はサイズが大きいため多少ズレても反応します。
あと、再生しはじめた時にフェードインがあるので曲の最初がわずかに切れます。
一応LC3に対応予定となっているのですが、いまだに対応アプデは来てないです。
総合評価:◎
eイヤホンで発売直後に発見し、LinkBudsから買い替え。とにかく音楽を聴いていて楽しい!AACでちょっと遅延が気になるのと、風が強いとマイクが使い物にならなくなるのが欠点です。今のところ一番お気に入りのイヤホンです♪
LC3対応アプデはよ(´・ω・`)

Nakamichi / Elite OWS100
レビュー時実売価格:約7,500円(2024年発売)










外観:〇
やわらかいクリーム色がかわいくて、ガジェットというよりはアクセサリーといった外観。ただ意外にも装着時は不格好で、アームの付け根にリブが見えるのもちょっと残念。
ケースもシースルーでおしゃれ。バッテリー残量は4段階で細かく把握できます。ケースにペアリング用のボタンが用意されているのはうれしいです。

装着感:◎
調整の幅が一番広く、3次元的に調整できるため耳にかなりフィットさせることができます。本気で走ってもそうそうズレることはないくらい耳を把持することが可能です。
ただ調整の幅が広い分、少し装着はしづらく、さっとつけるのは難しいです。またフィットさせるとどうしてもかっこ悪くなるため、せっかくのおしゃれな見た目が残念な感じになってしまいます。
音質:〇
いわゆるドンシャリ系で全体的に少しこもった印象があります。3kHz/9kHz/12kHzあたりに強めのピークがあります。またこの個体の不具合の可能性もありますが、400Hzあたりまで低域にビビり音がのります(特に右)。周波数応答は20Hz~18kHzと良好。正直音質面ではあまりいいとは言えませんが、耳にフィットする分音圧が高く音に厚みがでるため普通のイヤホンで聞いている感覚に一番近いと感じました。音質面ではやや難がありますが、意外と音楽を聴いていて楽しいと感じたので総合的な音質評価は〇となっています。
遅延:×
SBCではわずかに遅延(<50ms)と問題ありませんが、AACでは著しく遅延(500ms<)します。
ここまで遅延が大きいと動画視聴ですら困難です。手動でコーデックを切り替えるか(iOSでは不可)、音楽専用と割り切りましょう。

マイク:△
・自室での通話:〇
・日常作業時の通話(音楽を流した部屋で洗い物):〇
・扇風機前での通話(歩行時を想定):×
・通勤時の通話(秋葉原駅前):〇
・通勤時の通話(秋葉原駅のホーム):×
音質が籠っているため全体的に聞き取りにくいです。ノイズキャンセリングの精度は普通ですが、人間の声の判別が苦手な印象を受けました。アナウンスや周りが会話している状況、自分の声が反響する状況では声が聞き取れなくなることが多いです。また扇風機ではうまく再現できませんでしたが、実際に外で使っていると強風時や突風時に声が聞き取れなくなることがあります。
(後日録音を公開予定)
アプリ:×
アプリがそもそもありません。(見つけられてないだけかもしれませんが)
一切カスタマイズできません。
その他:
電池持ちは普通。
操作性はあまりよくないです。これは装着の仕方や耳の形にもよりますが、装着時に耳に入り込むように内側を向くため、センサー部分をタップしづらいです。少しゆったり目に装着をすると改善可能ですが、フィット感はなくなります。
総合評価:〇
耳を塞がないイヤホン布教のために購入。欠点も多いですが、意外に楽しく音楽を聴けるので個人的には気に入っています。ドンシャリ系なので長時間聴いていると聴き疲れするかもしれないため毎日の通勤のような使い方におすすめです。AACの遅延が致命的なので音楽試聴用と割り切りましょう。
それよりも気になるのがCreativeのoutlier Goとそっくりなんですが…(スペック的にもきっと同じもの、音に関してはわかりません)
淡い希望を抱いてCreativeのアプリを入れてみましたが認識しませんでした…。音作りに違いはあると思いますが、Outlier Goのほうがアプリも使えて少し安いです。


Anker / Soundcore V20i
レビュー時実売価格:約5,000円(2024年発売)








外観:△
テカテカで安っぽいです。LED部分もあいまってより安っぽさが増しています。安いので値段相応といえばそうですが、安くてもまともなデザインのものもたくさんあるので純粋に好みじゃないです。ライティングができるので光るのが好きな人にはいいかもしれませんが、光り方は単色のみ(色は任意に設定可能)でパターンも4種類しかないのでそこまでおしゃれに光るわけではありません。
ケースはマットで悪くないので本体もマットに合わせてほしかったです。バッテリー残量は2段階で45%を切ると変化します。しきい値が45%なのもいまいち…。充電タイミングとしては早すぎる気がします。

装着感:〇
調整の幅は広くありませんが、アームの適度な弾力と緩く湾曲した形状で意外とフィット感はいいです。つけ外しもしやすいですが、収納時に湾曲のせいで斜めに力がかかってしまうため必要以上の力が加わりやすく、付け根が折れてしまわないか少し不安が残ります。IP保護等級が今回比較する中では最も高いIP55なので、ランニングなどには向いていると思います。
音質:△
低域と高域が弱めで、全体的にこもったぼやけた音です。4kHzと8kHzに耳が痛くなるレベルのピークがあります。またこの個体の不具合の可能性もありますが、全域にわずかにホワイトノイズがあり、250Hzあたりまで低域にビビり音があります。周波数応答は40Hz~17kHzと狭め。うまく表現ができないですが、高域は高速にビブラートしているような違和感があり、聞いていて疲れるイヤホンでした。BGM用としてならまだ使えますが、音楽用としてはいまいちです。
遅延:◎
SBCではほとんど遅延を感じません(<<50ms)。AACでも通常範囲の遅延(<100ms)で特に問題なく、ゲーミングモードを有効にするとAACでもわずかな遅延(<50ms)に抑えることができます。
ゲーム用としても問題なく使用できそうです。(通信環境に左右されます)

マイク:◎
・自室での通話:〇
・日常作業時の通話(音楽を流した部屋で洗い物):〇
・扇風機前での通話(歩行時を想定):〇
・通勤時の通話(秋葉原駅前):〇
・通勤時の通話(秋葉原駅のホーム):〇
音質は籠っているというかフィルム越しに話しているようなビリビリした感じがありますが、ノイズキャンセリングが優秀で周りがどれだけうるさくてもしっかりと声をひろってくれます。
(後日録音を公開予定)
アプリ:〇
まずサポート情報の充実にびっくりしました。機械に詳しくない人でもアプリからすぐサポート情報を検索できるのですごく助かると思います。機能は多くないですが、操作系のカスタマイズが自由にできます。他のメーカーはプリセットの組み合わせでしたが、このイヤホンは同じ機能を割り当てることもできるのでボリュームアップって右だっけ?左だっけ?、2回だっけ?3回だっけ?、といった問題から解放されます。
イコライザーのプリセットは圧巻の21種類!(そんなにいる?w)カスタマイズも8バンド±6dBと十分です。
ゲーミング機能というおそらくバッファーを減らす機能が搭載されていますが、音が軽い音になり音質がさらに悪化します。(DSP処理の簡略化もしてる?)モード切替で再接続にならないのはすごくいいです。






その他
バッテリー持ちはJBLとそんなに変わらない気がします。通信環境にもよりますし、厳密に測ったわけではありませんがスペックで感じるほどの差はないです。
タッチ操作はとくに問題ありません。
総合評価:△
耳を塞がないイヤホン布教のために購入。音質は他の製品より明らかに下がりますが、マイクのノイキャン性能にはびっくりしました。個人的にはいまいちな評価ですが、遅延に関しても優秀なため見た目や音質が気にならないのであればコスパいいです。

まとめ

音楽の楽しみ方や音の好みは人それぞれですが、音楽は聴いていて楽しいのが一番です。スペックに書かれている各仕様やコーデックの対応で選ぶものではありません。なので各製品のスペックについては意図的に触れていません。
耳を塞がないイヤホンとはいえ、どうしても音楽聴いていて楽しいかどうかは求めてしまうため、総合評価に関してはそこを重視しています。個人的な評価はJBL>Nakamichi>SONY>Ankerの順でした。マイクはAnkerのノイズキャンセリング性能が圧倒的でしたが、耳を塞がないイヤホンではイヤホンの音が周囲の音にかき消されてしまうことがありますので、そもそもがにぎやかな場所での使用に向いていません。
音漏れに関しては、構造上どのイヤホンもそれなりの音漏れがあります。機種ごとに多少の差はありますが、どのみち音量を上げると静かな部屋では曲の判別もつきます。電車の中や外で歩きながら使う分にはよほど音量を上げない限り気にならないので問題はないレベルだと思いますが、周りへの配慮は忘れないようにしましょう。
耳を塞がないイヤホンは、通勤や仕事帰りのジム、普段の家事や週末のお出かけ、PCパーツの検証などなど、耳を塞がないからほとんどの場面で邪魔にならず使いやすいです。本当におすすめなので耳を塞がないイヤホン、ぜひ体験してみてください。音楽の楽しみ方が増えること間違いないですよ♪






愛用オーディオ環境(わたしの好みの参考までに)
・通勤、お出かけ用
スマホ + JBL Soundgear Sense
・リビングでの普段使い
Marantz Model 40n + B&W 705 S3
・家用ヘッドホン(上記スピーカー購入のため使用頻度激減)
Shure SRH1440(+ Shanling UP4)
・PC用スピーカー
WAVIO GX-100HD